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💰 お金記事 No.103

50代の生命保険はいくら必要?必要保障額の出し方と「入りすぎ」を見抜く計算法

📌 この記事でわかること

50代の生命保険の必要保障額はいくら?遺族年金・教育費・住宅ローン・貯蓄から必要額を出す考え方と、入りすぎを見抜く方法を、月3万円→8千円台に保険を整理した51歳が解説します。

※本記事にはプロモーションを含みます。

「生命保険って、結局いくら入っておけばいいの?」

50代になって、ふとこう思ったことはありませんか。

30代・40代の頃は、保険会社の人にすすめられるまま「とりあえず3,000万円」のように契約した方が多いと思います。私もそうでした。でも50代になると、子どもの状況も、住宅ローンも、貯蓄も、若い頃とはまるで違います。

「みんないくら入っているんだろう」とネットで調べても、3,000万円という人もいれば、ほとんど不要という人もいて、かえって分からなくなる。これは当然です。生命保険に「正解の金額」は存在せず、必要な額は人によってまったく違うからです。

ただ、安心してください。金額そのものに正解はなくても、「あなたにとっていくら必要か」を計算する方法(必要保障額の出し方)には、ちゃんと型があります。この型さえ分かれば、「足りているのか」「払いすぎていないのか」が自分で判断できるようになります。

私自身、約10年前にこの考え方で自分の保険を見直し、月3万円台だった保険料を8千円台まで減らすことができました。この記事では、難しい計算をできるだけ避けて、50代の生命保険が「いくら必要か」を一緒に出していきます。


この記事でわかること

  • そもそも「必要保障額」とは何か(基本の考え方)
  • 50代の必要保障額が、若い頃より小さくなりやすい理由
  • 自分の必要保障額をかんたんに出す方法(計算の型)
  • ケース別の目安(子の独立済み・教育費が残る場合など)
  • 保険に「入りすぎ」ているサインの見抜き方
  • よくある質問(独身・共働き・医療保険・相談先)

「いくら必要か」が自分で見える状態になるのがゴールです。具体的な解約・乗り換えの手順そのものは、別記事(後述)で詳しく扱っています。


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そもそも「必要保障額」とは?

必要保障額とは、ひとことで言うと 「自分にもしものことがあったとき、残された家族のために本当に足りないお金」 のことです。

ここで大事なのは、必要保障額は「家族に必要なお金」そのものではない、という点です。家族には、あなたがいなくなった後も入ってくるお金(遺族年金や貯蓄など)があります。だから、

必要保障額 = 残された家族に必要なお金 − すでにある備え

という引き算で考えます。生命保険で用意すべきなのは、この 「引き算した後の不足分」だけ です。

たとえるなら、コップ(必要なお金)に対して、すでに水(貯蓄・年金など)がどれくらい入っているか。生命保険は「足りない分だけ注ぎ足す水」のようなものです。コップがほとんど満たされているのに、満タンの量を毎回注ぐ契約になっていたら、それが「払いすぎ」です。

逆に言えば、「いくらの保険に入るべきか」を決めるには、まず「いくら足りないか」を知ることが出発点になります。漠然と3,000万円ではなく、引き算の結果として金額が出てくる、というイメージを持ってください。

※ここで出す金額はあくまで目安です。家計の状況や考え方によって変わるものなので、「ぴったり1円単位の正解」を求めすぎないことが、かえって続けるコツです。


50代の必要保障額が「若い頃より小さくなる」理由

多くの方にとって、50代の必要保障額は、30代・40代の頃よりかなり小さくなります。理由は、人生の状況が変わって「すでにある備え」が増え、「必要なお金」が減っていくからです。

主に、次の5つが効いてきます。

① 子どもの独立が近づく(または済んでいる) 子どもが独立すれば、その子の生活費や仕送りを保険で用意する必要はなくなります。「子どもが小さいうちの大きな死亡保障」は、子育てが終われば役目を終えます。

② 教育費の山を越える 大学卒業まであと何年分の学費が残っているか。50代は、この「残りの教育費」がぐっと小さくなる時期です。教育費は必要保障額を押し上げる大きな要素なので、ここが減ると必要額も下がります。

③ 住宅ローンと団信 住宅ローンを組むとき、多くの方が団体信用生命保険(団信)に入っています。団信があると、契約者にもしものことがあればローン残高は基本的にゼロになります。つまり「住宅ローン分の死亡保障」は団信が担ってくれているので、別の生命保険で重ねて備える必要は薄くなります。

④ 遺族年金という公的な備え 会社員の場合、亡くなった後に家族へ遺族年金が支給される仕組みがあります(金額や対象は家族構成・加入状況により異なります)。これも立派な「すでにある備え」です。民間の保険だけで全部背負う必要はありません。

⑤ 貯蓄が積み上がっている 50代は、これまでコツコツ貯めてきた貯蓄や資産がいちばん厚くなっている時期でもあります。貯蓄が多いほど「足りない分」は小さくなり、必要保障額は下がります。

私自身も、これらが重なった結果、必要な保障はかなり小さくなっていました。だから保険を整理でき、月3万円台から8千円台へ落とすことができたのです。「50代になったら保険を厚くしなきゃ」と思い込むと、逆方向に進んでしまうことがある——ここはぜひ知っておいてほしいポイントです。


必要保障額のかんたんな出し方

それでは、実際に「いくら必要か」を出してみましょう。といっても、難しい計算は要りません。「出ていくお金」から「入ってくるお金」を引くだけです。

ステップ①:残された家族に「必要なお金」を足す

もしものとき、これから家族に必要になるお金をざっくり足します。

  • 当面の生活費:残された家族が暮らしていく生活費(何年分を見るかは考え方次第。子の独立後なら年数を短めに見る方もいます)
  • 教育費の残り:これから卒業までにかかる学費。すでに独立していればゼロ
  • 負債(ローンなど):団信が付いている住宅ローンは、原則ここに入れなくてOK。団信のないローンや借入があれば足す
  • 葬儀などの費用:必要に応じて

ステップ②:すでに「入ってくるお金・ある備え」を足す

次に、家族の側にあるお金・入ってくるお金を足します。

  • 遺族年金など公的な保障(金額は家族構成や加入状況で大きく変わります)
  • 貯蓄・資産(預貯金や投資など)
  • 配偶者の収入(働いている場合)
  • すでに会社の保障や別の保険でカバーされている分

ステップ③:引き算する

必要保障額 = ①必要なお金 − ②入ってくるお金・ある備え

この差額が、**生命保険で用意すべき「足りない分」**です。

ポイントは、金額は「ざっくりした幅」で出せば十分ということ。たとえば「だいたい500万〜1,000万円くらいかな」と幅で捉えれば、それで判断には足ります。1円単位で精密に出すより、「桁が合っているか」「方向が合っているか」のほうがずっと大事です。

そして——もし引き算した結果がマイナスに近くなったら、それは「今の保障は必要額より大きいかもしれない」というサインです。これが、次に見ていく「入りすぎ」の話につながります。

※ここで使う遺族年金や生活費などの数字は人によって異なります。正確な遺族年金の見込みは、ねんきん定期便や公的な窓口で確認できます。本記事はあくまで考え方の目安としてお読みください。


ケース別の目安

「で、結局いくらくらいになるの?」という声にお応えして、ざっくりした目安を挙げます。あくまで一般的な一例で、幅のある目安です。あなたの数字は、前の章の引き算でご自身で出してください。

50代のケース 必要保障額の目安(あくまで一例) 考え方
子が独立済み・配偶者も収入あり 数百万円程度〜、場合によっては「ほぼ不要」も 葬儀費用や当面の出費をカバーできれば足りることが多い
子が独立済み・配偶者は収入が少ない 数百万〜一千万円台 配偶者の生活費を一定期間支える分を見込む
まだ教育費が残っている 多め(残りの学費がそのまま上乗せ) 卒業までの学費が必要額を押し上げる
独身・扶養家族なし ほぼ不要〜葬儀費用分のみ 残す相手がいなければ大きな死亡保障は要らないことが多い

表を見て分かるとおり、50代では「数百万円台」や「ほぼ不要」というケースが決して珍しくありません。「3,000万円のままでいいのかな」と感じている方は、一度引き算してみると、必要額との差に驚くかもしれません。

私の場合も、子の状況・遺族年金・積み上がった貯蓄を引き算すると、大きな死亡保障はほとんど要らない、という結論になりました。だからこそ、保険は「最低限の保障」に絞ることができました。

※繰り返しになりますが、これらは断定できる金額ではありません。同じ「子が独立済み」でも、配偶者の働き方・貯蓄・持ち家かどうかで必要額は変わります。表は出発点として使ってください。


「入りすぎ」を見抜くサイン

必要保障額を出してみると、「あれ、自分は払いすぎているかも」と気づくことがあります。次のようなサインがあれば、保障が必要額より大きくなっている可能性があります。

サイン①:必要額より、死亡保障がずっと大きい 引き算で出た必要保障額より、今の死亡保障(証券に書かれている金額)が大幅に大きい場合。子どもが独立しているのに「3,000万円」のまま、というのは典型例です。

サイン②:使う予定の薄い特約がたくさん付いている 中身を見ると、内容がよく分からない特約がいくつも付いていることがあります。同じような保障に二重で入っている(たとえばがんの保障が複数の契約に重複)こともあります。

サイン③:貯蓄型の保険に偏りすぎている 保険料が月1〜3万円と高めで、「貯蓄も兼ねているから」と説明された貯蓄型に偏っている場合。保障と貯蓄は分けて考えたほうが、それぞれの目的に合わせやすくなります。保障は掛け捨てで安く確保し、貯蓄・運用は別の手段で、という整理です。

サイン④:定年後も保険料の支払いが続く設定 収入が下がる定年後も、保険料を払い続ける契約になっていないか。支払い期間は意外と見落とされがちです。

これらに心当たりがあっても、慌てて解約する必要はありません。大事なのは「気づくこと」です。気づけば、落ち着いて見直しの計画を立てられます。

※どれを残し、どれを減らすかは健康状態や契約条件によっても変わります。「入りすぎ」のサインはあくまで点検のきっかけとして使ってください。


必要額が分かったら

ここまでで、「自分にいくら必要か(必要保障額)」のイメージはつかめたと思います。

次に気になるのは、「じゃあ、具体的にどう減らせばいいの?」という実践の部分ですよね。

ただ、解約や乗り換えには順番のコツや注意点があります。たとえば、

  • 健康状態によっては新しい保険に入り直せないことがある
  • 解約のタイミングによっては損をすることがある
  • 「先に新しい保障を確保してから、古い契約を解約する」のが安全

——といったポイントです。ここを踏み外すと、せっかくの見直しが裏目に出てしまうこともあります。

具体的な見直しの手順や、実際に私が月3万円台→8千円台まで減らしたときの判断軸については、別記事で詳しくまとめています。必要額が見えた今が、見直しを動かすベストタイミングです。

👉 50代会社員の生命保険見直し全手順|月3万円→8千円にした51歳の実体験と判断軸

また、「そもそも会社員に本当に必要な保障とは何か(掛け捨て・貯蓄型の基本)」を知りたい方は、こちらもどうぞ。

👉 生命保険の見直しで年間保険料を削減する方法|会社員に本当に必要な保障とは


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必要額より保障が大きかった場合、浮く保険料は年間で数万円〜数十万円になることもあります。その分の置き場所として、口座管理料が無料で新NISAにも使えるネット証券の一つ、マネックス証券をご紹介しています。あくまで「浮いたお金の選択肢」のひとつとしてご参考まで。


よくある質問

Q1:独身・子どものいない50代は、いくら必要ですか?

残す家族がいない場合、大きな死亡保障は必要ないことが多いです。目安としては、自分の葬儀やお墓の費用、入院などで一時的にかかるお金をカバーできれば十分、というケースが一般的です。死亡保障よりも、医療や介護への備え・自分の老後資金のほうに目を向けるとよいでしょう(必要額は人により異なります)。

Q2:共働きの場合は、保障を減らしてもいい?

配偶者にも安定した収入がある場合、片方にもしものことがあっても、もう一方の収入で生活を支えられる部分が大きくなります。その分、必要保障額は小さくなりやすいです。ただし「相手の収入だけで本当に暮らしていけるか」は家計によって違うので、前述の引き算で確認してみてください。

Q3:医療保険は、死亡保障とは別で考えるべき?

はい、死亡保障(残された家族のためのお金)と、医療保険(自分の入院・治療のためのお金)は目的が別なので、分けて考えるのがおすすめです。医療費には公的な高額療養費制度があり、1ヶ月の自己負担には上限が設けられています(所得により異なります)。貯蓄である程度カバーできるなら、医療保険を厚くしすぎる必要はないという考え方もあります。

Q4:自分で判断できず不安です。誰に相談すればいい?

まずはこの記事の引き算で「だいたいの必要額」を出してみるのがおすすめです。そのうえで、自分だけでは判断しきれない場合は、保険会社に直接ではなく、中立な立場のファイナンシャルプランナー(FP)への無料相談という選択肢があります(私は客観的な情報として紹介しているもので、特定のサービスや商品を推奨するものではありません)。保険会社の窓口は「解約しないほうへ」誘導が働きやすい点も、頭の片隅に置いておくとよいでしょう。


まとめ

50代の生命保険が「いくら必要か」は、次のように整理できます。

  • 必要保障額 = 残された家族に必要なお金 − すでにある備え
  • 50代は、子の独立・教育費の終わり・住宅ローンの団信・遺族年金・貯蓄の積み上がりで、必要額が若い頃より小さくなりやすい
  • 出し方は、①必要なお金 − ②入ってくるお金、の引き算でOK。金額は「ざっくりした幅」で十分
  • 50代では「数百万円台」や「ほぼ不要」も珍しくない
  • 必要額より保障が大きい・使わない特約が多い・貯蓄型に偏っている、なら「入りすぎ」のサイン
  • 浮いたお金は、老後資金の積立に回すのも一つの選択肢

今日の一歩:まずは「残された家族に必要なお金」と「すでにある備え」を、それぞれざっくり紙に書き出してみましょう。 引き算するだけで、「自分にいくら必要か」が見えてきます。

そして必要額が見えたら、具体的な見直しの手順は50代会社員の生命保険見直し全手順へ。保険料は、見直すたびに未来の自分が軽くなる固定費です。


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筆者:マネーコンパス管理人 / 51歳・会社員 / 43歳で貯金ゼロから8年で資産4,500万円を構築。インデックス投資・節約・副業を組み合わせた「普通の会社員が実践できる資産形成」を発信中。


※本記事は筆者個人の経験と一般的な傾向に基づくものです。必要保障額・遺族年金・保険料などの金額は、家族構成・契約条件・制度の改定により大きく異なります。具体的な金額や保険商品の選択は、信頼できる専門家にご確認のうえで判断してください。本記事は特定の保険商品への加入を推奨するものではなく、試算は概算であり結果を保証するものではありません。

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