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2026年7月、電気圧力鍋を買いました。ティファールの「ラクラ・クッカー コンパクト」3Lタイプ、15,800円です。
使ってみて、いちばん驚いたことがあります。
調理にかかる時間は、ほとんど短くなっていません。
それでも私は「買ってよかった」と思っています。むしろ15,800円は安かったとすら感じています。なぜなのか、実際の数字と正直な弱点を含めて書きます。
この記事でわかること
- 電気圧力鍋で本当に短くなるのは何の時間か
- カレーで比較した、従来の鍋との違い
- 使って分かった3つの弱点(正直に書きます)
- 15,800円という価格をどう評価したか
- 50代夫婦の生活が、どう変わったか
「時短家電」という言葉が、少し誤解を生んでいる
電気圧力鍋は「時短家電」として売られています。
私も「料理が早く終わるようになる機械」だと思って買いました。でも実際に使ってみると、そういうものではありませんでした。
先日カレーを作ったときの記録が、いちばん分かりやすいので比べてみます。
従来の鍋でカレーを作る場合
- 食材をカット:約10分
- 炒める → 煮込む → アクを取る → 焦げないよう混ぜる:40〜50分
この40〜50分のあいだ、私はキッチンにいます。火加減を見て、時々かき混ぜて、吹きこぼれていないか確認する。離れられません。
電気圧力鍋でカレーを作る場合
- 食材をカット:約10分(ここは変わりません)
- 材料を入れてモードを選ぶ:数十秒
- 加圧 → 調理 → 減圧:約50分〜1時間
トータルの時間は、ほぼ同じか、むしろ長いです。
でも決定的に違うのは——この50分〜1時間、私はキッチンにいません。
火加減を気にする必要も、混ぜる必要も、吹きこぼれを心配する必要もない。ボタンを押したら、あとは完全に機械の仕事です。
短くなったのは「拘束時間」だった
整理すると、こうなります。
| 従来の鍋 | 電気圧力鍋 | |
|---|---|---|
| 食材のカット | 10分 | 10分 |
| 調理 | 40〜50分(つきっきり) | 50分〜60分(放置) |
| キッチンに縛られる時間 | 50〜60分 | 10分 |
短縮されたのは調理時間ではなく、キッチンに立っていなければならない時間でした。
40〜50分が、まるごと自分の手元に戻ってきた。これが電気圧力鍋を買って得たものの正体です。
浮いた時間で、実際に何をしているか
きれいごとを書いても意味がないので、実際にやっていることをそのまま挙げます。
- テレビを見ている(これがいちばん多い)
- 掃除をしている(夕食の待ち時間に部屋が片づく)
- 副業のブログを書いている(このブログです)
「有意義に使う」と気負う必要はないと思っています。テレビを見ていても、それは自分で選んだ時間です。キッチンで鍋を見張っていた時間とは、意味がまったく違います。
50代になると、夕食の準備が「毎日必ずやってくる、まとまった拘束時間」として重くのしかかってきます。1日1時間なら、1ヶ月で30時間。この時間の使い先が変わったことが、生活の実感として大きいのです。
妻も同じ意見です。「夕方が慌ただしくなくなった」と言っています。
正直に書く、3つの弱点
良いことばかりではありません。買う前に知っておいた方がいい点を挙げます。
① 蓋のパッキン洗浄が、地味に手間
これがいちばん面倒です。
蓋に付いているゴム製のパッキンは、取り外して洗う必要があります。ここを手抜きするとにおいが残る原因になるので、きちんと洗わないといけません。
「機械にお任せで楽」と言っても、後片付けはむしろ普通の鍋より手間が増える部分があります。ここは正直にお伝えしておきます。
② 加圧・減圧の待ち時間は、思ったより長い
これは想像と違いました。
「圧力鍋だから早い」というイメージがありましたが、圧力がかかるまでの時間と、圧力が抜けるまでの時間が意外とかかります。カレーで50分〜1時間というのは、この待ち時間を含んだ数字です。
「30分で夕食完成」のような期待をすると、がっかりすると思います。夕食の1時間前には仕込みを終えておくという前提で使う機械です。
③ 置き場所が必要
3Lタイプでもそれなりの大きさがあります。炊飯器がもう一台増えるようなイメージです。
キッチンに余裕がない場合は、買う前に置き場所を決めておいた方がいいと思います。
予想外だったこと:料理の味が上がった
弱点を書いたので、良い意外性も書きます。
圧力をかけると、素材の仕上がりが変わります。
- お肉が、明らかにやわらかくなる
- 野菜も、ちょうどいい加減にやわらかく煮える
カレーもビーフシチューも、全体的に味のレベルが上がった感じがします。同じ材料、同じルーを使っているのに、仕上がりが違うのです。
時短のために買った機械が、料理の質も上げてくれたのは想定していませんでした。
ビーフシチューは、従来の鍋だと「煮込みが足りずお肉が硬い」ということが起きがちでしたが、そこを気にしなくてよくなりました。
15,800円という価格を、どう評価したか
結論から言うと、十分納得できる価格でした。むしろ安いかもしれないと思っています。
計算してみます。
私は週末を中心に、週3回ほど使っています。1回の調理で40分の拘束時間が自由になるとすると——
- 週: 40分 × 3回 = 120分
- 月: 約 8時間
- 年: 約 96時間
年間で約96時間。4日分に相当します。
15,800円を96時間で割ると、1時間あたり約165円。しかもこれは初年度だけの計算で、2年目以降は無料で同じ時間が手に入ります。
私は固定費の見直しで年間41万円ほど支出を減らしていますが、「時間を買う支出」については、削るより増やす方がいいと考えています。
外食を1回減らせば元が取れる金額です。
こんな人には向いていると思います
向いている人
- 夕食の準備で、キッチンに縛られる時間を減らしたい
- 煮込み料理(カレー・シチュー・角煮など)をよく作る
- 火加減の管理が面倒だと感じている
- 夕方の時間を、他のことに使いたい
向いていないかもしれない人
- 炒め物・焼き物が中心(圧力鍋の得意分野ではありません)
- 後片付けの手間が増えるのが許容できない
- キッチンに置き場所の余裕がない
- 「30分で完成」のような即効性を期待している
私が買ったもの
🍲 実際に使っているモデル
ティファール 電気圧力鍋
「ラクラ・クッカー コンパクト」3L
2〜4人分の1台12役タイプ。私が15,800円で購入したモデルです。1〜2人分の10役タイプなら、もう少し安い価格帯があります。ご家庭の人数に合わせて選んでください。
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よくある質問
Q1:本当に時短になるのですか?
**調理時間は短くなりません。**むしろ加圧・減圧の待ち時間を含めると、従来の鍋と同じか長いこともあります。短くなるのは「キッチンに縛られる時間」です。ここを理解しておかないと、期待と違うと感じると思います。
Q2:後片付けは楽になりますか?
**むしろ手間は増えます。**蓋のパッキンを外して洗う工程が加わるためです。ここを面倒に感じる方には向きません。
Q3:3Lで足りますか?
夫婦2人なら十分です。2〜4人分と表記されているので、家族が多い場合は容量の大きいモデルを検討した方がいいと思います。
Q4:味は変わりますか?
私の実感では上がりました。お肉がやわらかくなり、野菜も良い加減に煮えます。カレーもビーフシチューも、同じ材料なのに仕上がりが違いました。これは買う前に想定していなかった収穫です。
まとめ
- 電気圧力鍋で短くなるのは調理時間ではなく「拘束時間」
- カレーの場合:キッチンに縛られる時間が50〜60分 → 10分に
- 浮いた時間はテレビ・掃除・副業ブログに使っている
- 弱点は①パッキン洗浄の手間 ②加圧・減圧の待ち時間 ③置き場所
- 予想外の収穫として、素材がやわらかくなり味のレベルが上がった
- 15,800円は1時間あたり約165円の計算。十分納得できる価格だった
節約の記事をたくさん書いてきましたが、「削る支出」と「買う価値のある支出」は分けて考えるべきだと思っています。
固定費のように「気づかず払っているもの」は削る。一方で、時間を取り戻す支出は、増やしていい。
電気圧力鍋は、後者でした。
夕方の1時間が自分のものに戻ってくる。50代の生活において、これは15,800円以上の価値がありました。
固定費の見直しで年間41万円を減らした話は、こちらにまとめています。削る支出と、増やしていい支出の考え方の違いも書いています。
👉 固定費削減で年間40万円節約した話|会社員が実践した5つの見直し
※本記事の価格・仕様は2026年8月時点のものです。価格は変動しますので、最新情報は販売ページでご確認ください。使用感には個人差があります。